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家庭からはじめる発達支援プログラム ベーシックガイド

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 家庭からはじめる発達支援プログラムベーシックガイドは、今、世界が注目している非認知能力に着目し、その考えを発達支援の中に取り入れた新しい発達支援の考え方です。非認知能力とは、例えば、目標に向かって頑張る力、他の人とうまく関わる力、感情をコントロールする力などです。 数がわかる、字が書けるなど、IQなどで測れる力を「認知的能力」と呼ぶ一方で、IQなどで測れない内面の力を「非認知的能力」と呼んでいます。 日本の教育では、6歳の小学校入学までは、子どもたちの自発的遊びを中心とした非認知能力の獲得を目指し、小学校に入ると一斉授業の教科学習を中心とした認知能力の育成に主眼が置かれます。このような形式の学習方法では、学習に向かうための非認知能力の育ちが求められます。従って6歳までにその力を養っておく必要があります。
 しかし、発達支援を必要とする多くの子どもたちは、非認知能力の育ちにも時間がかかってしまい、十分な力を養えないままに学齢期を迎えてしまいます。よく小学校入学時に問題となるのは、「根気がない、意欲がない、興味がない、集中力がない、気持ちの切り替えができない、座っていられない」などです。これらはすべて非認知能力にあたるものです。
 日本の幼稚園や保育園では、どのようにして非認知能力を育てているのでしょうか?この方法は明確であり、幼稚園教育要領や保育所の保育指針の中にも明記されています。示されているその手立ては、自発的な遊びです。より充実した自発的な遊びが、非認知能力の育ちに大きく関与するものであり、育ちにくさのある発達支援の必要な子どもたちにこそ、充実した自発的遊びを提供できるようにする必要があります。
 家庭からはじめる発達支援プログラムは、多くの臨床経験の中から、自発的遊びをどのように充実させていき、その中からの学びを生み出していくのかを、構造的、系統的に整理した物です。基本は緻密さと丁寧さです。まずは安定した心が保てることが重要であり、心の支えをどのように生み出し、安定した心へつないでいきます。次に生き生きとした自発的遊びの中で、意欲や根気、興味や楽しむ心、気持ちの余裕と受け入れる力などの非認知能力を育みます。それは遊びを指導するのではなく、より自発的遊びが充実していくように支援することで生み出されます。その力を元に、遊びを通して学ぶ力を養っていきます。その力が教科学習の基礎となる「理解する力」や「考える力」、「処理する力」を確かな力として定着させていきます。
 家庭からはじめる発達支援プログラムは、特別支援や発達支援の専門的技法を取り入れたものではなく、自発的遊びを中心とした緻密で丁寧な子育てが主たる手法です。ですから、是非早期の赤ちゃんの時代を出発点として展開していただきたく思っています。それとこの方法は、時期を逸していたとしても、後から補える側面をもっています。ですからどんな年齢の子どもであっても、不足分を補うことで確かな成果を導くことができます。
 遊びを手法の主としていますが、遊びは生涯に渡り続く物であり、必要なものです。遊びを充実できる力は生涯に渡り生活を充実させていく力となります。遊びは心を満たしてくれるものであり、それは生活を満たしてくれるものとなります。そこから生まれる非認知能力は、生活の質を高めていってくれます。学校の先生や専門職の先生、指導員の先生方にも学んでいただきたく思います。

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